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#0056@タスマニア物語を見た [映画]

先日、WOWOWで放映された「タスマニア物語」を見た。

タスマニア島で幻の動物「タスマニア・タイガー」を探す主人公に田中邦衛、サブキャストとして薬師丸ひろ子が出演している。そのほか、根津甚八、宮崎美子、緒方直人など。

制作はフジテレビで、つい最近のライブドアによる買収騒動で一躍有名になった日枝さんが製作を担当している。日枝さんといえば、「南極物語」の製作もやった人。南半球が好きなのか?

そういえば、薬師丸ひろ子が主役ではなくサブキャストなのは、角川映画ではないからなのか? この時期の出演作品を把握していないのでわからないが、ほかにもそういう作品があるか、少し調べてみようと思う。

この映画のテーマは、「親子愛」という、わりと普遍的なもので、わざわざタスマニアに行かなければ撮影できないネタではなかったと思われるが、当時(公開は1990年)、まだタスマニアという地域は日本人には馴染みが薄かったから、あえて地名を題名に盛り込んでインパクトを狙ったことは間違いない。たしかに、タスマニアデビルやウォンバット、ハリモグラなどが登場するというだけで、当時としては見る価値があったのかもしれない。

そして、これら固有種の代表といえる「タスマニア・タイガー」は、ご存じの方も多いだろうが、絶滅したとされている生物だ。本編でも語られているが、現地の人でさえ、絶滅したと思っている人が多いという「幻の生物」なのだ。このタスマニア・タイガーを物語進行上のキーワードとすることで、ファンタジックなテイストを表現しているのも、この映画の特徴。ただ、ラストシーンと主人公の回想シーンで登場する「タスマニア・タイガー」は、「当時のCGのレベルではこれが限界か?」という印象を受けざるを得ないもの。しかし、よく考えてみると、タスマニア・タイガー自体、動画はもちろん、カラー写真もほとんど存在しないと言われており、そういう状況で作られたアニメとしては、仕方がないのだろう。主人公の家にも古いタスマニア・タイガーの写真が貼られているが、これはわれわれが現在、動物番組でよく見るものと同じ絵柄だ(たしか最後の1頭の写真)。今も当時もほとんど資料のない動物なのだから、描きようがなかったのかもしれない。

日本人は最近はオーストラリアにはよく行くようになった。自分も一度は行ってみたいが、もし行ったら、やはりタスマニアにもアシを伸ばしてみたい。日本と時差がないし、自動車も右ハンドルだ。自分で運転して「壮大な原野を走りたい」と、映画を見ていてつくづく思った。


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koma

こんばんわ
ソネくじを頂きに参りましたm(_ _)m

ほんとうに、たいへんな毎日が
始まりますね。宜しく!

大当たりしそうな予感がしますので
祈りをこめて押させていただきます。
それでは・・・・・・プチッ
失礼させていただきます。

by koma (2009-01-13 23:54) 

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