SSブログ

#0071@教習車の事故 [クルマ]

asahi.com(朝日新聞社):教習車にはねられ女性死亡 新潟・上越 - 社会


路上教習中に事故を起こし、女性を死亡させてしまったというニュース。

以前、「こういう場合、誰が責任を取るのか?」を教習所の教官に尋ねたことがあったが、たしか、基本的にはドライバーに責任があるとのこと。路上教習では仮免許という立派な免許を携帯して運転するわけだから、やはり「ドライバー」として責任を取ってもらわなければ困る。

しかし、道交法上、あるいは刑事上はそうだとしても、道義的には教官にも責任が生ずるはずだ。事故の状況がニュースからは読み取れないが、運転が未熟な教習生の事故を防げなかった責任は当然発生する。少なくとも、民事訴訟にでもなれば、まったく「無関係」というわけにはいかないだろう。

それに、路上教習中のドライバーが、正常な判断能力を有していたかどうか? という点でも、教官に責任があるといえるかもしれない。なぜなら、路上教習中のドライバーには、周囲の状況を把握し、的確に判断して運転するという、基本的に誰にでも要求されるような能力だけではなく、「教官の次の言動」に対する極度に敏感な注意力が要求される。いやむしろ、そちらの方が優先されるといえるかもしれない。何しろ、教官の心証次第で、教習所を卒業できる時期が変わってくるのだから。

そういうドライバーの「気持ち」を察して、公道で教習車に出くわしたときには、なるべく近づかないようにしている。プレッシャーをかけるなんて、もってのほかだ。よく、車間を詰めたりアオったりする一般車がいるが、それこそまさに「事故の元」。運転技術が未熟なドライバーが、こちらの予想する行動を取る(操作をする)とは限らないのだ。自動車の交通は「お互いの技術と能力を信用し合うこと」に依存して成り立っている。

もし今回の事故が、ドライバーの操作・判断ミスではなく、何かそうした、周囲のプレッシャーが原因になっていたとすれば悲しいが、今のところ、事故の原因がわからないので、そういう可能性もあったりするのかな、と思ってしまう。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。