#0124@刑事コロンボ「4時02分の銃声」 [映画]
カーク船長がゲストで登場
今日の刑事コロンボは、「スタートレック」で(一部の年代層の方に)おなじみのカーク船長こと「ウィリアム・シャトナー」がゲストでした。
しかも、驚いたことに声アテもカーク船長と同じ矢島正明でした。
スタートレックは現在NHK・BS2でデジタルリマスター版が再放送(っていうんですかね?)されていますが、さすがにだいぶ「時間差」があるので、見た目の印象が違う感じですね。コロンボ放送時、計算上ではシャトナーは62歳です(ピーター・フォークは68歳ですけど……)。
でも、いつだったか、映画版のスタートレック(「ボイジャー」が登場する話)を見たことがあり、そのときも同じように感じました。
(最初のドラマが1966年スタート、映画版は1979年、今回のコロンボは1993年ですから、それぞれ13~4年も離れていますけど……)。
そういえばここ数週間、BS2の朝帯のスタートレックが、国会中継や将棋の対局に変わってしまって、ほとんど放送されていません。その前は高校野球の中継で……。
さて、ドラマの中身ですが、いやぁ、じつに興味深いものでしたね。1990年代の初めから普及し始めた「携帯電話」が今回の「陰の主人公」です。
また、犯人が考えた「トリック」の方も固定電話の「転送電話機能」を使ったものでした。
最後、犯人のアリバイを崩すのに使った作戦が「圏外」の証明でした。「通報の電話を携帯電話(自動車電話)からかけた」というウソを「ここは圏外だから通じないはずだ」と暴くわけです。
揚げ足を取るなら、固定電話の通話記録を調べれば、転送先の電話番号がわかるはずなので、圏外の証明は不要なわけなんですけどね。
今となっては、これくらいのアイデアは考えつきそうなものですが、当時はアメリカでも携帯電話を持っている人は少なかったと思われ、そういう意味では斬新かつ画期的なアイデアだったのでしょう。そういえば、新シリーズは防犯カメラやFAXなどが「ハイテク機器」としてトリックに使われています。いろいろなモノが急進していた時代ですからね(最近の数回は「新刑事コロンボ」のシリーズを順番通りに放送しています)。
あと、今回は「葉巻」を吸っていたのでちょっと安心しました。といっても、2回ほどしか出てきませんし、ほんの数秒です。たぶん、この頃からアメリカでスモーカーの肩身が狭くなってきたんでしょうね。テレビもそれを意識して喫煙シーンを減らしていると……。日本でも、そういう過剰反応の時期はありましたね。はたしてこの先、コロンボは禁煙するんでしょうか?
それと、映画ネタといえば、ファラ・フォーセットが亡くなりましたね。マイケル・ジャクソンも同じ日だったので、ちょっと影に隠れてしまいましたけど。しかも、皮肉にも明日の晩、「チャーリーズ・エンジェルス」が地上波で放送されます。といっても、新しめの作品なので彼女は出ませんけど……。
こどもの頃、彼女をテレビで見たとき、「アメリカの女優はみんなこんなにハデなのか?」と感じましたね。外人の容姿を評価する基準なんぞ、持ち合わせていない年頃でしたが、とにかく「ハデな顔立ちでデカイ」という印象を受けました。たぶん、登場するときのメイクや衣装からそう感じたのでしょうね。
そうだ、せっかくですから、明日の放送を、彼女が登場する「チャーリーズ・エンジェルス」に差し替えませんか? テレビ朝日のスタッフの方、どうですか?
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ファラ・フォーセットを「デカイ」と書いてしまいましたが、後で調べたら身長は169cmだそうで、そう驚くほど高くはありませんでした。チェ・ジウの方が長身です。
by 無法松 (2009-06-28 14:06)
マイケルより、ファラ・フォーセットの訃報にショックです(;_ ;)
大ファンでした。彼女の生声が聴きたくて、親に「英語の勉強」とウソをついて二ヶ国語放送機を買ってもらいました。←古すぎ(><)
by ruriy (2009-06-28 20:03)
>ruriyさんへ
いやぁ、素晴らしい「動機」じゃないですか。ワタシは刑事コロンボの英会話学習用DVDを買うとき、同じ手で家族を説得しました。
by 無法松 (2009-06-28 23:03)