#0130@一休さん

アニメの一休さんは２９６話もある

今日も放送されていましたが、BS朝日で「一休さん」が毎週水曜日に放送されています（野球中継などで休止することもあります）。

今日のお話は、第102話となります。今どきのアニメは1クールで終わってしまうものが多いですが、当時（1970年代）は半年モノが多く、盤石な人気を確保していた放送枠の場合は、1年単位で切り替わる、という感じでした。

ガッチャマンシリーズは名前を変えて4～5年存続させましたが、一応、それぞれを別シリーズとして考えると、一休さんは凄いです。先ほど調べたら、最終回は「296話」です。途中、放送日が毎週水曜日から月曜日にシフトしたものの、テレビ朝日系列（旧NETテレビ系）で、なんと足かけ7年（1975～1982年）も放送されました。まあ、ガッチャマンの後釜に座った「サザエさん」がその後、現在まで続いているので、簡単に抜かされちゃいましたけど。

個人的には、一休さんというと、どうも途中のCMに出てくる「高見山」をつい思い出します、反射的に。

で、そのCMに入るときに

「一休、一休、一休、」と秀念さんらに呼びかけられて、

「は～い、あわてない、あわてない、ひとやすみ、ひとやすみ」

と一休さんが応えて昼寝を決め込むお決まりのシーンがありますよね？

アレに、「和尚さんバージョン」というのがあったんですね。

どんなものかというと……、

これが普通のバージョンですね

で、これが和尚さんバージョン

「おしょうさん、おしょうさん、おしょうさん、」と呼びかけるのは、一休さん（藤田淑子）、さよちゃん（桂玲子）、そして、つゆ姫（白石冬美）の3人です。

これに和尚さん（宮内幸平）が「は～い、……」といつもの一休さんと同じように応えます。

ちょうどこの回（第74話）は、つゆ姫（やんちゃ姫）が登場する話だったので、呼びかけに参加していると思われます。

背景の絵も同じですが、現在放送されているものでは、フィルムの劣化具合が違うのか、かなり色あせた感じです。「一休さん」の文字だけ、この絵のために用意した感じですかね。

ちなみに、お話の終わりに「は～い、おもしろかった？　じゃ～ねぇ」というシーンが入りますが、アレはいつもと同じでした。

なお、このシーンには「は～い、どうだった？　じゃ～ねぇ」というバージョンもありますが、これまでの約100回の放送の中で、たしか2回だけ使われていると思います。たぶん、不評だったので、ヤメたんでしょうね。

ところで、この「一休さん」のモデルである「一休」は実在の人物であることは知られており、いろいろな逸話が残っているようですが、アニメでも、南北朝時代の戦乱のお話とか、一休さんが死のうとする場面が出てきたり、山伏や落ち武者が登場するなど、わりと社会性を感じさせる作品になっていました。

ただ、それも最初の方だけで、そのうち、話が「子供向け教訓アニメ」に変わっていってしまった感があります。きっと、テレビ局自身も予想していなかったほど長続きしてしまったからでしょうね。最初の半年間の放送の後に、放送日を水曜から月曜に変更していますが、きっとこのとき、局としては手応えを感じていたのでしょう。

今回の「和尚さんバージョン」も、そんな余裕のなせるワザだったのかもしれませんね。

ただ、ワタシ自身はまだ全話を見ていませんので、これから先、まだまだサプライズが登場する可能性もありますね。何しろ、残りはまだ200話近くあるんですから。

とはいえ、計算上、あと4年ぐらいかかりますからね。その間、BS朝日が根を上げないことを祈ります。最終回はぜひ見たいので。

タグ：一休さん 和尚さん BS朝日 NETテレビ

コメント 2

こんばんは。　閲覧数の少ない記事へのコメント、ありがとうございます！関連の追記を致しましたので、また くじ引きにお立ち寄りのついでに ご覧いただけるとうれしいです。

長寿アニメは よく再放送もされますが、途中から観ても差障りない話だけ放映されたりもして、第１話や最終話は 中々お目にかかれませんね。和尚さんVer.のアイキャッチがあったとは 知りませんでした。
by a-ya (2009-07-03 00:11) 

えっ、一休さんにもそんなトピックスがあったのですね。
小さい頃に観ていたという思い出はありますが、7年分の
どの辺を観ていたのか…。

他にも和尚さんバージョン的お遊びがあるのでしょうね。
サザエさんにもいろいろありますからね。
by 幸福もん (2009-07-03 06:57)