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#0194@大魔神 [映画]

CG? SFX? VFX? いえ「特撮」です
大映制作の特撮映画「大魔神」を見ました。

公開:1966年
制作:大映
監督:安田公義
主演:高田美和、藤巻潤
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「大魔神3部作」の第一弾です。調べてみると、「ガメラ対バルゴン」と同時上映されたようです。3部作というと大作に聞こえますが、実際には4月、8月、12月と、1年の間に3つとも公開されています。寅さんや釣りバカ日誌よりもハイペースですね。当時の大映は、相当「子供」を当てにしていたのでしょう。

物語は、村の守り神である魔神を怒らせたことで、魔神が村で大暴れするというもの。テーマとしては、本質的には「勧善懲悪」なんですが、巨体の持ち主が暴れるということで、悪人を退治する過程で、森やら家やら、周囲のものをすべて破壊してしまいます。そのため、無辜の一般人も犠牲になってしまう、というのが通常のヒーローものと異なる点かもしれませんね。一般人の犠牲者を出すヒーローって、どうなんでしょうか?

シーンとして面白いのは、魔神が敵の大将にトドメを差す場面です。
そもそも魔神は、彼(男?女?)を破壊しに来た連中が額にタガネを打ち込んだことが原因で暴れ出すわけですが、魔神はそのタガネを頭に刺したまま、街中で暴れ、最後になって、やっとタガネを抜いて、敵のトドメを差すんですね。

いやぁ、そりゃ額にタガネを打ち込まれれば怒って当然ですが、
「闘う前に抜けばいいのに」
とも思うわけですよ。仕返しに同じ武器を使うとはとても律儀です。

写真でアップしたのは有名な「変身シーン」です。こうして写真で比べると、明らかに「着ぐるみの色や形」が違っていると気付いてしまいますが……。
でも、こういう「特撮」を見るとちょっと安心します。今どきの「VFXのリアル感」は凄いですが、逆に「つくりもの」とわかってしまうような「特撮」にこそ、「味わい」を感じる部分もあります。

そういえば、かつてプロ野球の横浜大洋ホエールズ(~ベイスターズ)にいた、佐々木投手が「大魔神」と呼ばれ、アメリカ(シアトル・マリナーズに一時在籍)でも「DAIMAJIN」というニックネームを付けられていましたが、こうしてよくよく見てみると、真剣勝負のときの佐々木投手の表情は、やはり大魔神にソックリかもしれませんね。誰が命名したか知りませんけど。

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