SSブログ

#0038@五輪野球惨敗 [プロ野球]

今日の巨人は弱かった。

中日の山本昌にまた負けた。ほとんど打てずに。

しばらく五輪ばかり見てたけど、テレビを点ければ「準決勝」「3位決定戦」という試合ばかりで、しかもことごとく負け続け、しょんぼりすることが多かった。巨人戦でもこの負け方(今日は9対1で負け)だからね。

五輪野球に関しては、全体の選手団長が「特別扱いすべきじゃなかった。大会前にちょちょっと集めて作ったチームで勝てるほど甘くない」と苦言を呈している。解説者の江本さんは「五輪はアマに返せ」と言っているが、それぞれ、たしかに説得力のある発言だ。

でも、今回の最大の敗因は……

「プライドばかり強くて自分の能力を把握できていない選手」

が多かった、ということではないだろうか。

アメリカや韓国はアテネに出られず、悔しい思いをしているので必死。キューバは、とにかく選手ひとりひとりが必死。そういう印象を受けた。

日本の選手からは、そういう「相手の必死さ」を受け止め、跳ね返すだけの気概が感じられなかった。どこかに「自分のプレーをすれば勝てる」という過信があったと言わざるを得ない。「いつものやり方ではダメかもしれない」と、試合中に臨機応変に対応する姿勢がまったく見られなかった。

そもそも、予選のやり方にも問題がある。サッカーのように、ホーム&アウェイで試合をしないと不公平ではないか? 前回(アテネ)は日本、今回は台湾で全チームが予選を行った。日本で予選をやったとき、エラーをしたフィリピンの選手が「屋根のある球場でプレーするのは初めてだったから」とコメントした。札幌ドームでの試合だったが、もしそれが本当なら、札幌ドームですべての試合を行った日本チームが予選を通過したのは「地の利」に助けられたということになる。

もちろん、日本、韓国、台湾以外のアジアの国では、同じ日に複数の試合をこなせるだけの球場数および施設(ナイター設備など)がないから、どうしても予選開催地が偏ってしまうのは仕方がない。

しかし、「ホーム&アウェイ」なら、その問題は起きない。野球チームがある国には、必ずグラウンドがあるはずだからだ。もちろん、国によっては日本の草野球場レベルのグラウンドしかないかもしれない。内野手はイレギュラーバウンドばかりでケガをするかもしれない。でも、そういう悪条件の下でも勝てて初めて「世界レベル」といえるのではないだろうか?

日本のプロ野球選手は、そういう意味では「温室育ちの促成栽培」だ。環境の変化に付いていけず、対応能力を備えていない。もしこのことが「本質的な問題」であるとするならば、WBCでの成績にもあまり期待はできない。

もし、今後、「五輪での復活」を本気で期待するなら、いろいろと再考したいところはあるのではないだろうか。個人的には、自国を応援できる競技は多い方がいいが、野球がそれに含まれていなければダメかというと、じつは「そうでも」ない。


タグ:五輪 代表 惨敗
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。