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#0080@高速1000円化が需要喚起目的なら [クルマ]

「1000円高速」本格スタート、向かうは遠くの観光地 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)


テレビのニュースでも、全国各地のサービスエリアで利用者にインタビューした映像が流れていた。

ただ、そのインタビューの中に「なぜ、ETCナシの人は冷遇されるのか?」と疑問を口にする人も。そういわれれば、たしかにそうだ。そもそも、首都高速などを挟む区間で「完全1000円化」が実現しなかったのは、システムの都合上の問題(そのうち改善される予定)。となると、普通にチケットを受け取って走っている人でも、条件はほぼ同じだ。景気回復のための需要喚起が目的なら、ETCナシ車も割引の対象にすべきでは?

ただ、そうすると、これまで割引目的で有償でETCを付けた人から文句が出るし、政府の方針(というか天下り団体の利益のための戦略)から外れてしまうため、国交省も、ここは「ETCだけですよ」と強く主張し、それで押し通すことになったのだろう。

ただ、それはそれとして百歩譲っても、結局、この割引が土日にしか行われないのはいかがなものか。平日しか休みが取れない人にとっては、行楽でカネを使う機会が増えるわけではないだろう。できれば、そういう人に向けた割引制度も欲しいところだ。たとえば、事前(1か月前ぐらい)に、ある特定の日を選び、「この日に家族で旅行します」と申請すれば、その当該車両に限って、1000円化割引を適用するというもの。ETC装着車なら、車両やユーザーの特定が簡単にできるわけだから、そんなに難しいことではないだろう。

以前、「仕事で使っている人にも割引を……」とブログに書いたが、よく考えてみると、「カネの流れ」という意味では、遠出そのものよりも、出先で何かを買うことの方が、経済循環には効果がありそうだから、やはり、「業務」ではなく「行楽」を優先すべきなのかもしれない。しかし、となればやはり、「平日に行楽に行きたい人」にも考慮してほしいところだ。もしかすると、その方が1日あたりの通行量が分散し、渋滞緩和にも効果がありそうだ。

ちなみに、高速1000円化関連のニュースでは「交通量」と「通行量」という紛らわしい用語が使われていることが多いが、これはそれぞれの本質的な意味を調べてみれば、その違いがわかると思う。「どのニュースが間違った使い方をしているか?」もわかるだろう。


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