#0091@顔認証なら挑戦するだろう

大人に見えた？京都の１０歳児、顔認証自販機でたばこ購入（読売新聞） - Yahoo!ニュース

このニュースで面白いのは、タバコを買ったらしい子供を自販機の前に連れて行き、

本当に誤作動が起きるかどうかを「検証」していること。

それは「証拠固め」のためなのか、「誤作動の原因を探る」ためなのか、

はたまた、「誤作動の条件」を確認するためなのかわからないが、

とにかく子供は検証に使われた。

何が原因かはわからないが、10歳の子供が顔認証でパスしてしまうなら、

もっと現実的に「違法に喫煙しそうな年齢」である、中学生や高校生の場合は、

もっと「認識率」が上がってしまうのではないだろうか？

子供なのに大人のような顔つきの少年を「とっちゃん坊や」と呼ぶが、

そういう同級生よりも、高校時代に「こいつは完全にオヤジ」と思う同級生の方が

数が多かったのは確実だから、10歳を大人と判定した自販機が、

高校生を未成年と判定するのは不可能に近いのでは？

そういえば、以前、

「グラビアアイドルの写真をタバコ自販機の顔認証パネルにかざしたら認識された」

ということが報道されていたが、こうやってシステムそのものの脆弱性というか、

本質的な機能性の低さが露呈してしまうと、「何がなんでもタバコを買う」

と強く決意している中学生や高校生は、あらゆる手段を講じて「タバコ自販機に挑む」だろう。

とりあえず、10歳の子供でOKならば、ダメモトで自分の顔で挑戦するのは間違いない。

というか、すでに、もはや仲間うちで「認識率」のデータを取り、より認識されやすい同級生を、

タバコの買い出しに行かせるということを、実践している高校生もいるかもしれない。

タバコを吸う人間は、そういう努力を決して惜しまない。それは大人でも高校生でも変わらない。

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