SSブログ

#0137@ウルルはデカイ [自然]

「エアーズロック」入山禁止も=先住民の意向、政府が計画策定-豪(時事通信) - Yahoo!ニュース
オーストラリア政府の英断にかかっている
オーストラリアのエアーズロックは、現在、現地の州政府とアボリジニ(先住民)とで共同管理されていると聞きました。

1985年に「アボリジニに返還」とニュースにもありましたが、一応、世界遺産ということもあるのでしょう。彼らに100%管理させているわけではありません。

ただ、ここ10年ぐらいの間に、アボリジニの呼び名である「ウルル」を定着させようと働きかけているようで、オーストラリア側としても「基本的には解放・返還」という方針であることがうかがえます。

先日、テレビ放送で知ったのですが、共同管理している組織の片方のオーストラリア側のレンジャーの人(自然保護のための観察や観光ガイドも務めています)、つまり、ここではわかりやすくいうと「白人」の人たちの中にも、じつは「ウルルへの登山はそろそろヤメにしたい」と考えている人が多いそうです。

職業としてアボリジニと接しはじめたものの、付き合っていくうちに、彼らが本気でウルルを「聖なる山」と崇めているということを知ったのでしょうね。
現在でも、入場禁止場所、撮影禁止場所がいくつか設定されているようで、少しずつアボリジニの人たちに配慮し、復権を手助けしているようです。

ただ、現実には、ウルルの観光収入は、「登山客」に頼っているようです。欧米からのツアー客の約7割が登山を楽しむそうですから、もし、これを禁止すると、客足が鈍って収入減になる可能性は高いですよね。

それでもオーストラリア政府には英断してもらいたいですね。

ただ、登山禁止にすると、今度は先進国のメディアが「空撮」の映像を欲しがるようになるでしょうね。ヘリコプターがバラバラ(擬音)と旋回している様子をアボリジニの人たちはどういう気持ちで眺めるのか……。

ウルルは「世界で2番目の大きさの一枚岩」といわれています。高さは東京タワー以上とそれだけでデカイですが、横幅(東西に長い)にいたっては、なんと、「新宿駅と渋谷駅の間」ほどもあるということです(1番大きい岩もオーストラリア西部にあるそうですが名前は失念)。

ところで、ちょっと疑問なんですが、「全体の大きさ」って、どうやって測ったんでしょうか? 相当分が土中に埋まっているはずなんですけど(イメージ的には氷山)。しかも、もし土中で岩が割れていたら? 予測されている実寸ですらアテにならない気がします。もしかすると、地表に顔を出してる部分だけの体積を測っているんでしょうか? そこがナゾです。

nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1

コメント 2

幸福もん

世界で2番目に大きい岩って言うのもちょっと不思議。
地表の中に隠れているけど、非常に大きな岩というか
地層というのはカウントしないのだろうか。
by 幸福もん (2009-07-10 00:38) 

無法松

>幸福もんさんへ
公式にもウルルのサイズは特定されていないようで、「地中に埋まっているのは地表の2~3倍といわれている」と表現することが多いようです。地表に出ているから「岩」なんでしょうけど、だったら地表分だけ体積を計算すればいいとも思いますけど……。だって、それならグランドキャニオンはどうなるの? ってことになりませんか。あれは「山」ですか?
なお、世界最大の一枚岩は「マウント・オーガスタ」というところにあるそうです。
by 無法松 (2009-07-10 04:24) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。