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#0157@海のトリトン・劇場版 [映画]

いろんないきさつのある映画なんですね
「海のトリトン」の劇場版アニメを見ました。1~2年前にNHK・BS2かどこかで放送されたものだと思います。
実は最近、BS2で「海のトリトン」の再放送が始まったことを知らず、つい初めの方の数回を見逃してしまったんですが、それが悔しくて(?)、「じゃあ、映画版を見よう」と思ったまでです。
triton.jpg
公開:1979年(前編のみ)
監督:舛田利雄
プロデューサー:西崎義展
主演:塩屋翼(声:トリトン)
助演:北浜晴子(声:ルカー)など、有名声優多数参加

「海のトリトン」は1972年にアニメ化された作品で、原作は手塚治虫の「青いトリトン」(新聞連載マンガ)です。
ワタシ個人としては、たしか再放送でよく見ていたような記憶があります。夕方4~5時ぐらいに。当時、テープレコーダーにオーディオ端子が装備されておらず、トリトンの主題歌を録音するために、テレビの前にレコーダーを置いて「スピーカーtoマイク」で録っていた記憶があります。まあ、アニメなのに主題歌(歌:ヒデ夕樹)がカッコよかったから、わざわざ録音したんでしょうね。このころはまだ家庭用ビデオはありません。ラジカセがやっと出始めたころでしょうか。

で、その後、ずいぶん経ってから、原作のマンガを読みました。アニメとはだいぶ設定が違っていましたね。マンガ自体も途中で展開が変わっている感じで、手塚「御大」も苦しんでおられたようです。

それで、ワタシは全然知らなかったんですが、「海のトリトン」は今でもある種の人気をキープしているそうで、その理由が「富野喜幸(現:由悠季)」の初監督作品だから、ということです。なるほど。

今回見た劇場版は、宇宙戦艦ヤマトの舛田利雄が監督を務めていますが、これは西崎義展がプロデューサーを務めたことに関連していると思われます。

で、そんなこんなで、いろいろと情報を検索していたら、どうやら「海のトリトン・劇場版」は、当初(1979年)前編だけが公開され、後編はずっと長い間、未公開だったそうですね。2002年になって、やっとDVDで発売されたとのことです。

そんなことをツユほどにも知らないワタシは、普通にこの映画を見てしまいました。これはNHKが前後編をつないだのでしょうか? それともその前に誰かが作ったものだったのでしょうか? まったく、そんな「誰かの苦労」など考えもしませんでした。

というわけで、いろいろと検索した裏話のようなものを並べましたが、映画そのものの感想は「とくにナシ」です。何しろ、この映画はテレビアニメで放送された分を編集して縮めた、単なる「ダイジェスト版」なんですね。ですので、どうしても「ブツ切り感」が拭えません。基本的に「子供向け」なので、場面が急に変わることに対する説明は不要だという判断があったのかもしれませんね。

あ、でもひとつだけ面白いところがありました。ガッチャマンより前の作品なので、声変わり前の塩屋翼の声が聞けます。

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