#0216@またも国策 [ニュース]
JAL(日本航空)の縮小に関連して、全日空の経営にも影響が出そうですが、どうやら政府から、「JALの海外路線を引き継いでほしい」という要望が出ているようです。
たしかに、国(国交省? 政府?)からすれば、もしJALが破綻した場合、代替えで国際便を飛ばす航空会社がすぐにでも必要になりますから、あらかじめそういう「根回し」をしておこうというのはわかります。
しかし、そもそもJALが弱体化した原因のひとつが、「良くも悪くも国が縛り付けすぎたから」だったとすると、そういう「国策ともいえるような強制力」で全日空に圧力をかけるのは、結局、全日空をも潰してしまいかねないという気がします。
もし今、全日空に「お願い」して、JALの尻ぬぐいを政府がやらせようとすると、今後、航空業界の景気が(もしかして)上向いたときに、政府は「新たに」参入してくる別の航空業者に対し、全日空を守るような保護政策を採らざるを得なくなります。
そういう「不公平な政策」を、しかも毎回、問題が起きるたびに「行き当たりばったり」で繰り返すようでは、今後の航空行政にも期待は持てないですね。
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