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#0283@ペット火葬 [ペット]

So-netニュース
ペット投棄の元町議、飼い主に別の骨渡す
昨今のペットブームを受けて、巷には「ペット火葬業者」が次々と現れているようです。
人間同様、「家族の葬儀にかかる費用はケチりたくない」という飼い主の心理を利用して、高額な費用を請求する業者も多いと聞きます。

「明朗会計」ではない業者が存在する点は、人間の場合も同じですけど、支払う側が納得すれば、金額の多寡は問題にならないという「風習」が、ペット葬儀の世界にも同じ商習慣を持ち込んだといえるかもしれませんね。葬式代を他人に口外する人も少ないですからね。

それはともかく、ペットを「火葬」する場合、人間とはちょっと状況が違ってくるということは知っておいた方がいいかもしれません。

人間の場合、「火葬できる場所」というのは限られています。地区ごとに決められた火葬場以外で火葬にすることはできません。

しかし、ペットは法律上は「モノ」なので、どこで燃やそうが関係ありません(自治体によっては地域のゴミ焼却場で対応してくれます)。地域によっては、たとえ自宅の庭であっても、ゴミなどを燃やすことを禁止しているところもありますので確認は必要ですが……。

そこで、火葬業者は、自前のトラックやワンボックスカーに焼却炉を設置して、その中で燃やすか、あるいは、人間用の火葬場に料金(手間賃)を払って、人間用の窯で焼いてもらうと。この場合、飼い主の居住地域である必要はありません。

ただ、クルマを使う場合、それ相応の「改造」が必要になるので、初期投資がかさみます。近所の火葬場と提携した方が楽に商売を始められるわけですね。

でも、火葬場の方も商売ですから、それなりに「利益」を得なければいけません。実際に燃やすにはそれなりに「燃料」を使いますし、時間もかかります。いくら、対象物が小さくでも、それなりに経費はかかってしまうわけですね。それにどこまで利益を乗せるか? という世界なのでしょう。

ところで、今回の事件は「不法投棄」ということが問題になっていますが、「ペット愛好家」の目線でいえば、「飼い主に別の骨を渡す」ということの方が、よっぽど卑劣だと思いますね。もちろん、焼いていないから骨はないわけで、そうするしかなかったのでしょうけど。

こういう「悪徳業者」を駆逐するには、やはり法律を整備するしかないのでしょうね。日本ではペットをブリーディングするところから始まり、販売業者やケア産業(トリミングなど)、獣医に至るまで、法律的な規制がほとんどないか、あっても弱すぎます。ペットフードや、医薬品に関しても同様です。

さすがに、人間と同じレベルまで規制しろとはいいませんが、少なくともペットを「家族」と思っている人が増えてきているわけですから、「家族の最期」を任せる業者に対しては、それ相応の「法的規制」をすべきではないですかね。

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