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ダンゴムシ(#0318) [動物]

食糧危機になったら食べてみる?

NHKの「ダーウィンが来た」を見た。今日は「ダンゴムシ」の話だった。

この番組、しばらく見ない間に、なにやら雰囲気が変わっていた。今日は小学生がたくさん出てきたし、実験みたいなこともやっていて、それはそれで理科の授業みたいで面白かった。

で、今日教わったこと。
 
その1「ダンゴムシは外来種」
ダンゴムシは船に乗って、明治時代の始めに地中海からやってきたんだそうな。庭や校庭でよく見る種類の「オカダンゴムシ」ってヤツがそれ。在来種「コシビロダンゴムシ」というのもいるらしいが、どうやら田舎の森にしかいないらしい。なので、われわれが目にするのは、ほぼ「オカダンゴムシ」ということなのだそうだ。まだ日本に来て150年ほどか。まだまだ若いな。
 
その2「ダンゴムシは海にもいる」
海の磯辺や防波堤なんかにいくと、「ざわざわざわ」と集団で這い回る虫を見かけることがあるけど、あれ、「フナムシ」。フナムシがダンゴムシの仲間だったのは知っていたけど、そうじゃなくて、砂浜の中にもダンゴムシがいるらしい。その名も「ハマダンゴムシ」。なるほど、ここで合点した。海にいるから「ハマ~」、陸にいるから「オカ~」ってことらしい。全長が50センチにもなる「オオグソクムシ」もフナムシの仲間、つまりダンゴムシの仲間。
 
その3「あみだのように動く」
ダンゴムシと人間が「迷路」で勝負するという実験があった。ダンゴムシ、いっさい迷うことなくゴールへ。その秘密は迷路の形。出口まで「左、右、左、右…」と交互に曲がれば脱出できるように配置した迷路だったと。ダンゴムシは、必ず「交互」に曲がる習性があるらしい。そうすれば、少しずつでも確実に敵から遠ざかることができるということなのだろう。ただ、逃げている途中に隠れ家になりそうなもの(腐葉土とか)を見つけると、その法則を破ってでもそこに逃げ込むという、かなり賢い虫なのだ。

アリに襲われたときは「丸まって」防御するのだが、そのままでは逃げることができない。丸まっているうちは移動できないからだ。で、アリだって必死だし、諦めるのか? と思ったら、番組ではアリはずっと襲っているわけではないようなニュアンス。たしかに、襲っているアリは少しずつ減っている。そして、そのすきを見て、ダンゴムシは背を伸ばし(?)、逃げ始める。でも、ホントにアリは諦めるのかなぁ? その辺、ちょっと強引な編集じゃない? と思って見ていた。  

その4「コンクリを食べる」
雨の日にブロック塀にダンゴムシが登るという。乾燥を嫌う虫なので、晴れの日には出てこず、雨の日だけ登るらしい。目的は「ブロックを食べること」。これは、カタツムリと同じ理由。外殻の栄養分として、カルシウムを摂取するのだそうだ。ただし、鶏卵の殻と肉では肉の方が好きらしい。肉は好きだが、チーズの方がもっと好きらしい。とはいえ、普段、こうしたタンパク質にはお目にかかれないので、もっぱら「枯れ葉」を主食としているそうだ。
 
その5「ダンゴムシは甲殻類」
ダンゴムシって、子供の頃に初めて見たときは、やっぱり「グロテスク」だった記憶がある。ある種の「恐怖」といってもいい。男の子の場合、それは克服しなければならない恐怖だったが、なぜ恐かったかというと、「ムカデ」によく似ているから。毒があるとか噛むとか、そういう「悪評」のあるムカデと同じ種類の虫だと思っていたからだ。しかし、ダンゴムシはムカデ類ではなく「甲殻類」なんだそうだ。つまり、カニやエビの仲間なんだと。ということは、もしかすると「食べるとおいしい」ってこと? 体重に対してどれぐらい「身が詰まって」いるか不明だが、「オオグソクムシ」ぐらいのサイズがあれば、相当食べ応えがありそうだ。とはいえ、たぶん、カニのように足が太いわけではないから、おそらく体全体を「解体」しないと食べられない。スッポンを食べるような感じか? それなら自分では料理できないと思った。魚をさばくのとはワケが違いそう。 でも、ホントに食べ物がなくなったら挑戦するかもな。といっても、オオグソクムシは浜辺では捕獲できないけど。
 
というわけで、「ダーウィンが来た」から学んだ「ダンゴムシの話」なんだけど、実は番組の中でもっとも驚かされたのは、「女子のダンゴムシマニア」がいっぱいいるということ。先ほどもちょっと触れたが、ダンゴムシは「グロテスク」な印象で、「気持ち悪い虫」の代表みたいなところがある。湿り気がないから、男の子なら、ちょっと慣れれば触れるが、女の子で「ダンゴムシが好き」なんてのは、自分が小学生の時はもちろん、おとなになってからですら、お目にかかったことはない。まあ、潜在的にはいたのかもしれないけど…。時代が変わったのかね。

とにかくマニアは凄い。たとえば、今日、出演した女子の中には、「中三でダンゴムシ歴6年」とか、「中一でダンゴムシ歴7年」いうディープさ。恐くないどころか、自宅で飼い続けて実験・観察しているというから驚き。きっと、今どきは「ダンゴムシ飼育キット」なんてものが売られているんだろうね。 それを買って、ちょっと飼ってみようかと思ってしまったりした。


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