#0023@楽天-巨人戦中止

仙台で行われるはずだった「楽天-巨人」の試合が、地震の影響で中止になった。

球場自体は何の被害も受けていないが、余震が続く中、観客を球場まで来させるのはリスクが大きいと判断したようだ。それはそうだろう。

もしかすると、被害者や行方不明者、遺族の中に、チケットを持った人がいたかもしれないのだ。そういう「関係者」にとってはプロ野球なんぞ、見ている場合ではない。その心情に配慮したという点で、今回の試合中止は評価したい。

こういう「配慮」には、パリーグ球団の方が敏感かもしれない。観客動員数を増やすために、いろいろと苦労しているだろうからだ。

それに引き替え、ジャイアンツは……。

いくつか「配慮」してほしいことがある。

まず、個人的には、東京ドームで日曜日に行われる試合はデーゲームにするべきだと思っている。地方から、わざわざ野球を見に来た人が、できるだけ帰宅できるように、というのがその理由。野球のために翌日の月曜日まで休みを取らなければいけないのはかわいそうだ。

それと、ナイターのときも、もう少し試合開始を早めるべきだ。１７時ぐらいから始めればいいではないか。どうせ、屋根が閉じたままなのだ。何時に始まろうが、真夏だろうが真冬だろうが関係ないではないか。実際、今どきは１８時に球場入りしても、内野席はガラガラだ。１時間ぐらい早めても何の問題もないだろう。

東京ドームのナイターは、２１時半あたりに終わることが多いが、その後、球場を出て駅まで移動するのに、長蛇の列の後ろに並ぶので、３０分ぐらいかかることもある。そうなると、首都圏でもすでに急行列車の本数は減り、静岡や長野、福島あたりから見に来た人は、帰るのが辛い時間帯になる。だから、全体に時間帯をシフトすればいいと思うわけだ。

試合開始が早すぎて、序盤の得点シーンが見られなかったとしても、帰宅してニュースで見ればいい。それよりも、終電に間に合わせるために、試合結果がわからないまま新幹線に乗って帰る方が、よっぽど「むごい」と思うが？

今でこそ「プラチナチケット」は死語になっているが、それでも、一生に一度のつもりで見に来る人はたくさんいる。そういう人を大事にしないとファン離れはますます進むだろう。

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