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#0026@巨人-SB戦 あの一球 [プロ野球]

巨人-ソフトバンク戦、巨人のサヨナラ勝ち。

今日はNHK総合テレビの中継だったので、延長12回までしっかり見られた。

結果からいうと、ソフトバンク(SB)の杉内がかわいそうだった。巨人打線を手玉に取りながら、9回の代打・大道への一球に泣いた形だが……。

でも、あの一球は完全に大道の読み勝ちだ。球威に自信のある杉内は、最後までストレートにこだわるだろうと、お茶の間のワタシでさえ感じた。しかも、高めに投げれば、ほぼ打ち取れると杉内も思っていたに違いない。大道も2-3というカウントでありながら、高めにストレートが来るかもしれないと準備していた。その証拠に大道は、高めの球をちゃんと「かぶせる」ように振り抜いた。

杉内にとって不幸だったのは、高めに投げたストレートが、ほんの少し球威が落ちて、そしてやや甘めに行ってしまったことだ。球威はともかく、もう少しコースが外角だったなら、ヒットはあってもホームランにはならなかったと思う。

まさに「あの一球」だが、その後、巨人・東野がSB・松田に被弾した際の「一球」と、サヨナラのお膳立てとなった12回裏・無死1塁での巨人・鈴木へのSB・佐藤の初球は、いずれも「不用意」としかいいようがないもの。

東野は12回表のアタマから登板し、おそらく「この回を抑えれば、今日の負けはない」と思っていただろう。その心理が油断を生んだのか「あの一球」を投げてしまった。

その裏、状況は無死1塁。佐藤は鈴木がバントしてくるかもしれないと、様子見で初球を投げたように思えた。あの場面は、これまで大事な局面で送りバントをことごとく失敗してきた原巨人なら、「間違いなく強行する」とワタシは思った。仮に内野ゴロでも鈴木が1塁に残れば、後で盗塁させることができるからだ。

そこへ、右方向に打つには絶好の、インコース気味の「あの一球」が来た。普段はミート中心のバッティングで、左方向への打球が多い鈴木も、このときばかりは引っ張った。いつもより強振したことで、結果的に打球は右中間を抜けた。

その後の、木村のサヨナラ打はもはや流れの中でそうなるべくしてなったようなもの。本当は、この試合は「引き分け」になるべき展開だったと思う。

ゲームの最終盤での投手の起用法で、両チームともに「詰め」が甘かったことで、図らずも劇的な結果になった、という試合なのではないだろうか。


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