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#0041@WBCはNHK [プロ野球]

WBC(ワールドベースボールクラシック)の監督が、巨人の原監督に決まった。

いろいろと紆余曲折、というか揉めに揉めた結果の人選だが、原さんにしてみれば、「どうせ断れないんだから笑顔で受けよう」という思いがあったかもしれない。ヘタに断ると「さわやか」イメージにキズがつくだろうから。

それはともかく、今回の人選については、何となく予想はついていた。それは、ある「流れ」がそこにあったからだ。

これまで、プロが参加するようになってからの全日本チームの監督は、長嶋の後、王、星野、ときて原だ(アテネ五輪では中畑が代理監督だったが、あれは緊急時)。長嶋以外の3人は、現場から離れた解説者時代、全員が「NHK」に所属していた。つまり、監督はNHK解説者から選ばれているのだ。

そして先頃、さらにコーチ陣の顔ぶれが発表された。山田久志、伊東勤、与田剛。彼らもまた、NHKの解説者だ。星野JAPANコーチだった大野、前回のWBCのコーチだった武田もそうだ。これはおそらく「偶然」だろうが、NHKが野球解説を依頼する人材には「間違いがない」という裏付けにはなる。

かつて、解説者として脚光を浴びるのは「フジテレビか日本テレビ」に所属している場合が多かったが、両局が中継本数を減らした影響もあって、解説者の出演機会がかなり少なくなっているのと、民放では「タレント性」が要求されることもあって、どんどん「現場」から離れていってしまっている感もあり、コーチや監督の「器」としての能力が疑問視されてしまうのかもしれず、つまり言いかえれば「頼みたくない」人材になっているのだろう。

個人的には、解説が的確で監督業としても成功していると思ったのは、野村と落合の2人だけ。偶然、両者ともテレビ朝日系の解説者だった(だからといって、現在のテレビ朝日の解説者がとくに優れているとは思わない)が、当時、解説を聞きながら(2人の解説者としての活躍時期は10年ほど違うので、それぞれの場合)「この人が監督をやれば成功しそうだなぁ」と感じた。もちろん、野村は解説者になる前に、南海で監督をやっているのは知っていて、「もう一度やってほしい」と思ったわけだ(「クール解説」が懐かしい)。

野村と落合の「凄さ」については、別の機会に書くことにするが、どちらも「解説者の仕事が監督業に影響している」というのは間違いない。いずれ2人にもぜひ、全日本の監督をやってもらいたいと思う。


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