#0129@ポール・ニューマンの「レーサー」 [映画]
映画「レーサー」を見ましたポールニューマン主演の古い映画「レーサー」を見ました。1969年放映とのことで、ちょうど40年前の作品ということになります。映画は昨年、追悼番組として放送されたものの録画です。
この映画、原題が「WINING」というんですが、今どきなら、この方が断然カッコいいタイトルですし、映画の内容ともイメージが合います。でもたぶん、1969年当時に英語のタイトルをそのまま使うのは、ちょっと難しかったんでしょうね。
1969年といえば、アポロ11号の月面着陸の年です。このアポロのおかげで、カラーテレビの台数が爆発的に増えたといわれています。みんな、カラーでアポロを見たかったんですね。でも、実際には着陸の瞬間の映像はモノクロだったらしいというオチがありますが……。
まあ、それはともかく、そんな時代ですから、アメリカの大スターが出る映画なんていうのは、きっと今では想像できないぐらい話題になったんでしょうね。「テレビがないだけじゃなく、テレビで映画が放送されることもほとんどない時代」でしょうからね。さぞかし、みなさん「ノリノリ」で映画館に足を運んだのでしょう。
といっても、映画の内容は家族向きとはいえないかもしれませんが……。
その内容ですが、主人公のポール・ニューマンはプロのレーシングドライバー役です。昔の日本では「レーサー」という呼び名が、どこかアウトローっぽい響きがあったこともあって、オトコの仕事としてはカッコいいという評価だったんでしょう。それで邦題に使われたと思われます。
相手役は「ジョアン・ウッドワード」です。彼女の役柄はバツイチで、16歳になる前夫との間の息子がいる女、という設定です。彼女に惚れたニューマン扮するフランク・キャプアは再婚を申し入れます。
ところが、レースとクルマのことで頭がいっぱいのフランクは、新妻をかまってあげられず、いつしかふたりの間に微妙な距離感が生まれ……。
この先は見てのお楽しみですが、クルマ好きの男性ならば、この映画を見て身につまされる人は多いかもしれませんね。あまり趣味に没頭しすぎると、彼女や奥さんに嫌われますよ(笑)。
ところで、この映画では、「インディ500」というアメリカ最大のレースイベントにフランクが参戦するという設定になっていますが、いくつか怪しい「挿入コマ映像」はあるにせよ、実際にインディアナポリスのサーキットでロケが行われているようです。
こういう映像を見ると、「一度はこのサーキットに行っておきたいなあ」と思うわけです。
この40年前の映像でも、インディ500らしい雰囲気がムンムンですからね(ムンムンの使い方がおかしい?)。
なお、クルマをいじったり、ピットインしてタイヤ交換や燃料補給を行ったりするシーンがありますので、メカ好きの人にもちょっとは楽しめるかもしれません。「40年前のレースって、こんな感じかぁ」と雰囲気を楽しむだけでも面白いと思います。
はじめまして、ご訪問ありがとうございます!
1969年のポールニューマン、カッコイイですね!
by ram (2009-07-01 06:51)