#0152@101(ワンオーワン) [映画]
実写は数を用意するのが大変ですよね
映画「101(ワンオーワン)」は、ディズニーの名作アニメ「101匹わんちゃん大行進」を実写版でリメイクした作品です。
公開:1996年 アメリカ
監督:スティーブン・ヘレク
主演:犬たち
助演:グレン・クローズ、ジェフ・ダニエルズ、ジョエリー・リチャードソン
タイトルからもわかるように、101匹のダルメシアン(シロクロのブチ種)が登場する映画です。
制作当時は「パンフレット撮影時のみ101匹の犬を用意した」と噂されましたが、たしかに、映画の画面からは100匹以上の犬が出ているようには感じられませんでした。
内容としては、オリジナル作品(1960年代のもの)にかなり忠実で、現代風のアレンジもそれほど加えられていないようです。
となると、後の「ベートーベン」シリーズ(こちらはセントバーナードが主役)にもある「たくさんの犬が登場する」という演出のアイデアは、やはりこの作品からヒントを得たものといえそうです。
物語の展開は、ダルメシアンの子犬で毛皮の服を作ろうというクルエラという怪女と、捕らえられた101匹のダルメシアンを救おうとする動物たちとの戦いを描いています。犬たちの仕草や表情はかわいらしく、ただコメディとして「笑える」というだけでなく、心を癒してくれる作品です。
怪女クルエラはグレン・クローズが演じていますが、彼女のファッションとアクションにも要注目です。何しろ、凄いです、メイクが。出演する「人間」の中では、間違いなく主役です。
101のオリジナルはアニメでした。たしかにアニメの方がたくさんの犬を登場させるのは簡単そうです。とはいえ、実写版では、もしかしたら101匹もいないかもしれませんが、もしそうだったとしても、相当数のダルメシアンを集めて撮影を行った努力には敬意を表したいですね。動物は映画監督のいうことを聞きませんから。
コメント 0