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#0176@映画「新幹線大爆破」 [映画]

日本にもあった「公共の乗り物パニック映画」
映画「新幹線大爆破」を見ました。

公開:1975(東映)
監督:佐藤純弥
主演:高倉健
助演:千葉真一、宇津井健、竜雷太、北欧寺欣也、丹波哲郎、鈴木瑞穂、田坂都、山本学、渡辺文雄、黒部進、藤田弓子、田中邦衛、多岐川裕美、宇都宮雅代、十勝花子など。

東海道山陽新幹線に爆弾を仕掛けるというパニック映画。高倉健ほか3人の爆破犯と警察の攻防、新幹線内のパニックの情景描写が見どころとなっています。
今どきの常識で捉えると、国鉄(当時)や羽田空港、日産自動車、首都高速などが、かなり撮影に協力的だったのではないかと、感じさせます。「よくもこんな撮影を許可したなぁ」と感じました。どう考えても、普通の人ならオフリミットになりそうなエリアで撮られているからです。
ところが、ネットで調べてみると、どうやらそうではなく「隠し撮り」や「ゲリラ撮影」に限りなく近い方法で撮影された場面も多いそうです。

となると逆に、東映の大作であるにもかかわらず、そこまでリスクを負って制作したという点では評価すべきなのかもしれませんね。

さすがに「模型の新幹線」が疾走するサマは、すぐにそれとわかりますが、当時のジオラマの技術ではいたしかたないでしょう。それでも特撮としての効果を十分に発揮していると思います。
新幹線に仕掛けられた爆弾の爆発を回避するために、車内から爆弾の配線をカットする場面や、ほかの列車に被害が及ばないように速度調整の指示を出したり、走る線路を切り替えたりする場面は、「なるほど、その手があったか」と、フィクションと知って見ているのに、妙に合点させられてしまいました。

その特撮や描写の評価はともかくとして、ワタシがイチバン驚いたのは、出演者の顔ぶれです(超豪華キャスト)。ちょい役に大物俳優を多数起用していますしね。それに、エキストラの数も凄く多いです。ロケよりも、国鉄の司令センターや新幹線車内の描写がメインなので、その分、人をたくさん使えたのかもしれませんね。

爆破予告犯の末路は……。たぶん、誰もが納得できるラストシーンなのではないでしょうか。

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