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#0213@退職者に責任? [ニュース]

【日航再建】「それぞれが責任を」 首相がOBの年金減額に理解求める - SankeiBiz(サンケイビズ)
JALが存続をかけて再生策に取り組んでいるというんですね。で、そのためにすでに退職した従業員、すなわち「OB」の年金を削るというんですね。しかも、鳩山さんは、「それが責任だ」と言っているんですね。どうなんでしょうか? この感覚。

在職者が将来受け取るはずの年金に関しては、会社が存続していなければもらえなくなるわけで、減額はやむを得ないと思うんですよね。それに、働き続ければ、挽回、つまり収入回復のチャンスも、現役の従業員にはあるわけですよ。「チャンス」がね。

でも、退職者にはそのチャンスはないでしょ? 今減額して、将来、また増額することもあり得るんですか?
もしそういう「約束」で減額したところで、そのときまで生きていられるかわからないわけだし……。

それに、「OBに責任がある」という考え方はどうなんでしょうか? たしかに、一部のOBには、経営責任はあるでしょうし、もしかすると、決定的に会社を傾けさせた張本人が何人もいるかもしれません。

でも、ほとんどの退職者には責任はないと思うんですよね。
仮に、一般の民間人よりも高い給料や年金をもらっていたからといって、それは従業員や退職者の責任ではなく、「そういう制度だ」というだけのこと。何ら、後ろ暗いところはないんですから。

大手の企業では、ある程度の期間在籍していると、退職後の企業年金を計算できるよう、早見表や換算表などが用意されていることが多いですが、彼らの多くは、その年金を楽しみに、イヤな仕事も頑張ってこなしたのではないでしょうか?

ですから、現役はともかく、OBの年金は減らさないであげてください。
ワタシは個人的にJALに味方するとか、敵視しているということはまったくありません。
「労働者の権利」として、当たり前のことを言っているだけです。
そして、それは、退職者が金持ちか貧乏人か、ということとは無関係です。

もし、「年金支給額がゼロになっても、大富豪のような暮らしができる」という人がいたとしても、その人には正規の金額の年金を受け取る権利はあると思います。

そういう人に後ろ指を指すとか、モラルがどうとか、さもしいとか、そういうことを言う人の方が、ちょっとおかしいんじゃないかと思いますね。

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