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#0232@共通認識は必要か? [ニュース]

南京虐殺、犠牲者数で隔たり=戦後史は除外-日中歴史研究報告書(時事通信) - Yahoo!ニュース
この共同研究の目的が、いまいち、よくわからないんですけどね。
歴史認識というものを、共通認識として複数の国が持つ必要があるのかどうか?

だいたい、国家間の紛争は、そもそもお互いが「自分たちが正義だ」と思っているから始まるのであって、その大義を簡単に引っ込めるわけにはいかないでしょう?

それに、相手は「中国」ですからね。仮に、日中両国民全員が、「共通認識を持つこと」に賛成したとしても、中国は一党独裁の国家ですからね。政府が出してきた資料に書かれている数字や内容については、絶対に譲歩しないでしょう。それに、民間の調査期間があるわけではないですから、その資料が「すべて」であって、それが「いかなる虚飾も水増しもないもの」だとは、誰も証明できないわけですよね?

そういう前提で考えると、「歴史の共同研究で共通認識を持つこと」はつまり、「中国政府の言い分を呑むこと」になるわけで、それでは日本国民が納得しないでしょう。

中国側が「戸籍」のような書類を持っていれば、さぞかし信憑性が高そうですが、戦争中の管理体制が万全だったかどうかは疑問です。それに、日本と戦争している間に内戦も起きていますから、「誰がどこで死んだか」を正確に示せるのかどうか……。日本側も、仮に軍隊が虐殺した人数をカウントしていたとしても、おそらくかなりいい加減なものでしょう。数を間違えてもとくに問題はなかったでしょうし、それを「戦果」と捉えていたならば、誇張して記載したでしょうから。つまり、比較して突き合わせる数字同士の信憑性は「どっちもどっち」なのではないか、と思えます。

そもそも、戦争責任が日本にあって、中国に謝罪するべきだった、ということは日本政府や国民の多くも理解していると思いますが、現状、ワタシの理解するところでは、日本政府が何度謝罪しても、中国政府が本気で日本を許そうとはしたことは一度もないと思われます。

そりゃ、そうです。イジめられた側は、一生恨みに思っているでしょうから。
日本人の中にも、アメリカに戦争で負けたことを恨みに思っている人はたくさんいると思います。そういう人は、アメリカのおかげで何かしらのメリットがあっても、いつまでもアメリカを許さないでしょう。とくに戦争で家族を失った人たちは。

ですから、いくら経済交流が増えても、きっと中国は、あと100年ぐらいは日本を許さないと思います、どうせ。

でも、そこで諦めて「いいなり」になると、次の100年も見通しが暗くなります。彼の国は、どうせ許さないくせに「戦争責任」という切り札によって、何度でも日本政府を揺さぶってくるだろうからです。

というわけで、「共通認識」を持とうと努力することが、いかに無駄か、その点を考えてほしいですね。中国側は、そういう「いろいろな交渉ごと」が暗礁に乗り上げると、それはすべて「日本のせいだ」と言ってくるでしょう。そうやってゴネることで、日本を困らせて快感を覚えているのかもしれません。
少なくとも、共産党支配が続く間は、そういう作戦に出るでしょう。

つまり、そもそも中国側も、自分たちの理想とする結果が出ることなんぞ、はなから期待していないのかもしれませんね。

となれば、日本政府としては、そういう攻撃の矛先をかわしながら、「よりよい関係作り」の方法を模索していかなければなりませんね。もちろん、相手の政治体制が変わらなければ、そう多くは望めないわけですけど、何かいい方法が、きっとあるはずです。

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