SSブログ

#0241@逃げ場はなかった [ニュース]

So-netニュース
朝青龍が引退表明 協会の温情で解雇は回避?
ついにこういうことになってしまいました。解雇か引退か、なんてことはどうでもいいんですが、朝青龍本人が本当に「当時のことは憶えていない」というなら、なぜ徹底的に闘わなかったのでしょうか?

奇しくも、この日は小沢・民主党幹事長の不起訴が決まりました。「断固、闘う」と言った人は、結局、辞任しないで済みました。

もし、傷害で立件されたとしても、横綱本人の記憶があいまいなら、「責任能力」がないとして無罪になる可能性もあるわけですね。
横綱本人の記憶が本当にないなら、その「名誉」を守るには、相撲協会は仮に「起訴」されたとしても、横綱の言い分を信じるべきだったのではないですか?

つまり、「示談」なんぞ、すべきではなかったということです。やや横綱審議会に急かされた側面はあるものの、示談という方向で話を進めてしまったのは、安易でしたね。もしかすると、示談すれば世間が許してくれる、とでも思ったのでしょうか?

示談したということは、横綱に記憶があったにせよ、なかったにせよ、「暴力を振るって相手をケガさせた」ことを、事実として認めてしまったということになります。

そうなると、「現役の横綱が一般人をケガさせた」ことが確定してしまうので、もはや「職業力士の適格性」を欠くことになります。良かれと思った処置によって、自ら逃げ道を塞いでしまった感じです。

とにもかくにも、朝青龍を取り巻く数々のトラブルでは、どうにも「師匠」の言動に問題があって、そのせいで朝青龍が不利な立場に追い込まれていった気がしてなりません。外国人力士ですから、いろいろと障害もあったでしょうが、それを何とか乗り切らせようとフォローするどころか、トラブルが起きるたびに「火に油を注いでいた」感が否めません。

高砂親方は、マスコミに対する恨み節のようなコメントを残していますが、その前に、自分の言動について、もう少し反省した方がいいと思います。
先日などは、この問題が発覚した後、弟子が「飲酒して暴力を振るったかもしれない」という疑念で日本全国が注目する中、自らは、「自力で歩けなくなるほど飲酒して」マスコミの前に姿を見せていました。こういう行動は、不謹慎と言わざるを得ません。

ワタシが師匠なら、騒動が落ち着くまでは飲みに行かないし、どうしても飲みたければ、部屋や自宅で飲むと思います。何しろ、一歩外に出ればマスコミの格好のターゲットになるわけですから。

結局、今回のてん末は、横綱本人が納得しないままとはいえ、引退させることで、協会の体面や親方の立場を守った、ということでしょうか。観客動員数やテレビ視聴率には影響が出そうですが、「相撲界」は、今回の騒動から何かを学び、次に生かしていってほしいものです。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。