#0242@脅しはなかったのか? [ニュース]
So-netニュース北朝鮮当局に拘束されていた、韓国系アメリカ人の宣教師が釈放されたようです。
「誤った認識改めた」米人宣教師、北が釈放へ
ひとまず、帰ってこられることがわかっただけでも関係者は安心しているでしょう。
正直な感想としては「よく帰してくれたな」と思います。また、クリントン元大統領のような大物を引っ張り出して、世界を「威嚇」するかと思ったんですけど。
でも、その釈放の理由がおもしろいですね。
「北朝鮮に対する間違った認識を改めたから」ということです。
ニュースでは「国際社会に、北朝鮮が人権を守る国だということをアピールする狙いがある」と釈放された背景を説明していました。
でも、これをそのまま「鵜呑み」にはできないですよね。もし、そのままアメリカに帰すなら、宣教師が帰国してから何を話すかについて、北の当局がある程度の安心感、というか担保を持っていないといけませんからね。
おそらく、宣教師の認識を改めさせるために、「平和で人権が守られた社会」を、一時的につくり上げただろう、ぐらいの推測はできますけど(原寸大のジオラマをつくったといえばわかりやすいですか?)、もしかすると、宣教師が北から脱出するために苦し紛れに「わかった、わかった。すばらしいですね」とウソを言ったかもしれません。
北の当局だって、それぐらいのことは考えますよね。
「コイツは、考えを改めたフリをして、アメリカに帰った後に、アレコレしゃべるんじゃないか?」
といぶかるのが自然でしょう。
そうなると、ニュースで言われているようなアピールにはなりませんから、北にとっては何の利益も得られません。
宣教師は韓国系アメリカ人ということで、アメリカに家族がいるでしょうし、親類の誰かが韓国にいるかもしれませんが、もしかすると、そういう人たちに「危害を加える」と脅したのではないでしょうか?
「変なことを話すと、家族や親類に危害を加えることもできるぞ」
「オレたちの仲間は世界中にいて、どこにでも入り込めるんだぞ」
と脅したような気がしてならないんですけどね。何しろ、相手が相手ですからね。
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