#0277@「e」と「online」 [買い物日記]
同じロゴを使われると紛らわしいんですが…
突然ですが、みなさん「イー・ブックオフ」と「ブックオフ・オンライン」って知ってますか?
どちらも、あの「BOOKOFF」のロゴを使ったトレードマークを持ち、インターネット通販を行っている「中古本」のお店です(新品も売っています)。あっ、これ「宣伝」じゃありません。むしろ「苦情」です。以下、一応参考までにサイトのURLを付記しておきますが、アフィリエイトは発生しません。
●イー・ブックオフ
●ブックオフ・オンライン
どちらも、リアル店舗で馴染みのある「BOOKOFF」のネット版と考えればいいわけですが、この両者、じつはまったく別々の組織なんですね。紛らわしいっつうの。
「ブックオフ・オンライン」の方が、いわば「本家」で、「イー・ブックオフ」は、ブックオフ系列の加盟店ということらしいです。以下、「イー」と「オンライン」で区別します。
ワタシはよくリアル店舗の「BOOKOFF」を利用するので、ネットで「イー」のロゴ(「eBOOKOFF」)を初めて見たとき、完璧に「BOOKOFFのネットショップ」と思い込みまして、早速ユーザー登録しました。そして実際に、何冊かすでに買いました。
最初、「ブックオフなのに、Tポイントが付かないのかなぁ」と漠然と思っていましたが、それでも独自のショップポイントが付くので、「まっ、いっか」と利用し続けておりました。
しかしその後、「ブックオフ・オンライン」の方を見つけてしまったんですね。何と、こちらはTポイントが付くじゃありませんか。
「えっ? どういうコト? 紛らわしいんだよ、やめてくれよ」
というのが、そのときの正直な感想(というか憤慨)でしたね。「内紛があって、分裂したのかよ」と勘ぐってしまいましたね。
で、よくよく調べてみると、いろいろと違うようです。それぞれに異なるメリットがあるようです。ただ、Tポイントの件に関しては、ブックオフ系列でTポイントを溜められるのは、どうせ今年の9月までですから、その点で「オンライン」にメリットはありませんね。独自のポイントが付く「イー」の方が有利でしょう、現時点では。
しかも、ワタシの趣味に合った中古の本(1960~70年代の海外小説和訳の文庫本が多い)の在庫が、「イー」の方が圧倒的に多いんです。仮に在庫がなくても、過去に出版された本のリストがたくさん表示されます。ところが、「オンライン」の方は、在庫が圧倒的に少なく、検索結果のリスト表示も少ないんです。思わず「検索窓に入力するタイトル名を間違えたか?」と自分のミスを疑いましたが、そうではなく、やはり在庫が少ないんでしょうね(コミックは豊富にありそうですが)。
ですので、今のところは「イー」の方に軍配が挙がりますかね。結構工夫していますしね。「イー」はアマゾン(Amazon)のマーケットプレイスに参加しているんですが、そこでの価格設定と、自サイトでの価格設定を絶妙な金額にしているんです。通常、アマゾンで中古の文庫本を「マーケットプレイス経由」で購入する場合、一律「340円」の送料がかかりますが、これは店側から考えれば、「340円が自動的に入ってくること」を前提に、本の価格を決められるということですね。ですから、アマゾンでは「1円」で売っても儲かる本が、中古の場合はたくさんあるわけです。そこで、自サイトでは、「3冊まとめてクレジットカードで買う」という条件付きで、送料を無料にし、逆に本の価格を高くしているんですね(いつまで同じ売り方をするか不明ですが)。もちろん、アマゾンに支払う利用料なども考慮して価格設定しているんでしょうけど。
ですから、たとえば、アマゾンで「1円」の中古本を3冊買う場合、単価が341円(送料込み)なので、合計は1023円になりますが、同じ本が、もし「イー」にあって、合計金額が1023円以下なら、そちらで買った方がトクですね。そうなるよう「絶妙な価格」に設定しているというわけです。しかも、「イー」の独自ポイントが付きます。アマゾンの中古商品は、マーケットプレイス経由では、ポイントが付きませんし、そもそも「1円」の本にはポイントは発生しませんから、中古本ばかりを買うワタシにとっては、あまりメリットがないんですね。
本来ならば、用途が限られる「独自のポイント」よりも、汎用性のある「Tポイント」の方が(もちろんアマゾンポイントよりも)メリットが大きいので、ぜひ「オンライン」の方に頑張ってほしいところではあるんですけどね。もっと在庫を置くか、検索システムを充実させるか、あるいは全国のブックオフ(リアル店舗)からの取り寄せを容易にするなど、何とかなりませんかね。
そしてさらに、9月のTポイント終了以降、それに代わるポイント制度を導入してくれるということなら、「ブックオフ・オンライン」に会員登録しようかなぁ、とは思っています。
それなら「紛らわしくても」許しますけどね。
こんにちは。
ブックオフオンラインのワタナベです。
「イーブックオフ」と「ブックオフオンライン」、本当に紛らわしいですよね。
混乱を招いてしまい、申し訳ございません。
おっしゃるとおり、弊社「ブックオフオンライン」は「ブックオフ」子会社が運営する直営店です。
会社としてはまったく別の組織ですので、情報の共有などしておりませんので
価格や在庫の状況もまったく整合性が取れていないことから
混乱を招いていることも認識しております。重ねてお詫び申し上げます。
>もっと在庫を置くか、検索システムを充実させるか、
>あるいは全国のブックオフ(リアル店舗)からの取り寄せを容易にするなど、
>何とかなりませんかね。
商品在庫につきましては、4月に倉庫を拡大し、段階的にではありますが
20万点近く在庫が増える予定となっております。
検索システムにつきましても、4月に実施予定のサイトリニューアルで
今よりも使いやすくなることと思います。
また、リアル店舗との在庫共有は、店舗との相乗効果と言う意味で
ブックオフオンラインの目標でもあります。
いつか実現させたいと思っております。
いずれにしても、13inchesさまがメリットを感じていただけるほうを
ご利用いただければと思います。
また、このようにご意見いただけることは、
サイトを見直していくきっかけとなりますので、引き続きご要望等ありましたら
お聞かせいただければと思います。
by ワタナベ@ブックオフオンライン (2010-03-30 11:57)