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#0292@常套手段 [ニュース]

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「酸っぱい」カツ重…売れ残りトンカツ肉転用 
神奈川県横浜市の「COOP」で、売れ残った肉を再販したら、客にバレてしまったというニュースです。

あくまでも、ワタシ個人の「推測」ですが、この手の「転用」は、いわば日常茶飯事に行われていると思います。もちろん、仕入れ伝票の改ざんが可能なことが前提ですが、そもそも「確信犯」として、こういうことをやる業者にとっては、改ざんもその「業務の一部」なので、ルーティンな作業として行っていることでしょう。

その「手段」はこうです(繰り返しますが「推測」です)。

まず、最初は肉を生で売ります。新鮮なうちが、もっとも高く売れますから。売れ残ったら、タレをかけるなり、漬けるなりして「焼き肉用」とか「スタミナ焼き」とか「しょうが焼き」としてリパックするか、挽肉にして、ハンバーグや餃子やコロッケを作るか、豚肉ならトンカツ、鶏肉ならツクネにしたり、照り焼きにして「加工肉」として販売します。それでも残ったら、弁当の具として使ったり、冷凍加工食品に転用したりします。

もしワタシが「商売人として肉を販売する業者」だったら、きっとそうするでしょう。もちろん「食物として安全」であり、なおかつ「ある程度の味を保証できる」ことが前提ですが、売れ残った肉をすべて廃棄していたのでは、きっと商売が成り立たないでしょうから、何らかの形で「再使用」すると思います。

自分がそういう考え方を持っているので、多くのスーパーマーケットもきっと、同じこと、あるいはもっと凄いこと(どう凄いかわかりませんが)をやっているに違いないと推測します。

ですから、ワタシはここ数年、スーパーマーケットでは「加工肉」を一切購入していません。生の肉しか買いません。刺身用はもちろん、そうではない肉も含めてです。何しろ、「生肉」でさえ、産地偽装が絶えない昨今ですからね。また、生であっても「挽き肉」の場合、数種類の肉が混ざっていると考えられるので買いません。もちろん、そのせいで「作れる料理」が限られてしまうキライはありますが、そもそも加工肉を使った食品は、味付けが濃かったり、カロリーが高いものが多いので、むしろ、そういうものを食べなくて済むと考えれば、それもまたメリットとなります。

ところで、ワタシがどうして「スーパーの肉は怪しい」と考えるようになったかとうと、それは伊丹十三監督の「スーパーの女」という映画を見たことがきっかけです。この映画はスーパーマーケットの舞台裏を描いた作品ですが、その中の一場面で、「いくつかの肉を混ぜて、客にわからないように売るのがプロのワザだ」と、具体的な方法で説明するシーンがありまして、それを見たら、もう以前と同じ感覚でスーパーマーケットに足を運ぶことができなくなりました。もちろん、映画は「フィクション」ですが、誰もが考えそうな「ワザ」が描かれているわけですからね。「きっと、こういうスーパーってあるんだろうなぁ」と思うのも当然でしょう。

ただ、同じ考え方を他人に押し付けようとは思っていません。法的な問題は別として、「売れ残った生肉を加工して売る」という行為は、食材の利用法としては有効だと考えるからです。有効利用することで、無駄な食品ゴミが減り、なおかつ消費者が安く購入できるなどのメリットが発生するとすれば、こんないいことはないわけですから。

しかし、同じ手法の「有効利用」でも、それが「利益を優先し安全性を軽視する」という結果になってしまってはいけません。要するに「良心」の問題というわけですが、ワタシは、そういう「安全性軽視」の業者がたくさんいそうな気がするので、

「生肉しか買いません」

と言っているだけなんです。








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