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#0294@噛みタバコは禁煙の対象? [ニュース]

本日発売の“無煙たばこ”を試してみた(オリコン) - Yahoo!ニュース
カートリッジ式の「噛みタバコ」が発売されたそうです。

コレ、アジアのどこかの国にも似たような商品がありますが、「薬剤の揮発ガスを吸い込む」というタイプですよね? でも、発売元はJTだし、ニコチンも入っているということで、タバコであることには違いないと。

おそらく、喫煙者は、こんな「刺激」じゃ物足りないんでしょうね。
でも、慣れればそれなりに、「うまい」と感じるようになるのかもしれませんね。

それに、もしかすると「絶煙」にもつながるかもしれませんし。
そもそも、ニコレットなんかのニコチンガムも、ニコチンの摂取量を徐々に落としていくことで、最終的にタバコを止める、という商品ですからね。似たような効果は期待できるかもしれません。

ただ、ワタシが懸念しているのは、この噛みタバコが「禁煙」の対象になるかどうか? という点です。煙が出ないので、その点では周囲に迷惑をかけないと思われ、いってみれば「パイポをくわえているのと同じ」というわけですが、その状態で、例えば周囲にタバコの臭いが拡散するようでしたら、やはり嫌煙者にとっては不快な臭いということになるでしょうから、そうなると、やはり「禁煙場所では使えない」ということになりますよね?

せっかく「実際に使ってみました」という記事を作るなら、そのあたりについても検証してもらいたかったですね。嫌煙者が嫌がるのは、煙そのものだけでなく、煙の臭いであり、それが衣服や毛髪に付着したときの臭いなんですからね。

たぶん、煙が出ないなら、臭わないとは思いますけど……。

それにしても、今頃、どこかの会社の会議室で、コレをくわえている人がたくさんいるだろうなぁ、と思うと可笑しいですね。今どきは、会議室やオフィスだけでなく、会社全体とか、ビル全体が禁煙なんてことも当たり前でしょうから。もっともタバコを止めたくない世代が、今どきの重役世代ですからね。そんな彼らも「禁煙」という会社の規則には従わなければならないわけで……。

と、ここまで書いて、やっと気付きました。JTが狙っている購買層は、まさに「そういう人」なのではないでしょうか? つまり、「ニコチンを合法的に、誰にも迷惑をかけずに摂取すること」を希求している人たちです。となると、ほかにもいろいろな状況での「噛みタバコ」が考えられます。

・図書館
・映画館
・通勤電車の中
・入院中のベッドの上

4番目は入院している理由(病状)にもよると思いますが、上の3つでは、ほぼ確実に噛みタバコが使用されそうですね。

となると、これは大問題です。せっかく下がってきた喫煙率が、また上がるかもしれません。どこでも堂々と「吸える」となると、「つい昨日までタバコを止めようと思っていた人」まで、「試しに買ってみるか」となりますからね。実質的な喫煙率は下がらない、ということになりそうですね。それでも、ニコチンを摂取しているからには、ニコチン外来の治療も受けられるわけで、そこで「健康保険診療のムダ遣い」が発生することに代わりはありませんが……。

「JT」が生き残り作戦として、ファイナル・ウェポンを投入したということでしょうか。
単価設定もタバコからの「乗り替え」にちょうどいい金額として、導入のハードルを低くしていますしね。これがヒットすれば会社も安泰でしょう。タバコ農家も救えます。

そのうち、いつの間にか、噛みタバコが「主流」になっていたりするんでしょうか?

もちろん、「味」の面で、普通のタバコと同等かそれ以上でなければ、簡単には乗り替えないでしょうけど。

どうなんですか? その「味」は。

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