#0201@シロクマの共食い [動物]
衝撃的な写真ですが……
カナダのチャーチルといえば、野性のホッキョクグマが解氷期に上陸することで有名な町ですが、そのチャーチル近郊で、「子グマの頭を咥えたオスグマ」が撮影されました。
これは衝撃的な写真です。ロイター通信の記事ですが、その主旨は「氷が減って狩りができなくなったホッキョクグマがついに共食いを始めた」というものです。
それが本当なら、まさに種の危機ですね。
ただ、ちょっと疑問なのは、
「そもそもホッキョクグマは絶対に共食いをしない動物なのか?」
ということです。
これまで、そういう光景がたまたま目撃されなかっただけ、ということはないのでしょうか?
ホッキョクグマの仲間といわれるヒグマの場合、繁殖期にはメスが連れている子グマを殺してしまうことがあるそうですが、「ホッキョクグマでも同様の習性がある」とは考えられないでしょうか?
そしてその際、もし子グマを殺してしまった場合、その死骸を食べないと言い切れるでしょうか?
それともうひとつ、「たまたま子グマの死骸を見つけた」、ということは考えられないでしょうか?
その際、同種の動物であれ、目の前にある死骸を食料と認識すれば、食べるのではないでしょうか?
さらにいうなら、写真では、頭と脊椎だか神経だかの付属物しかなく、胴体がないのはなぜでしょうか?
普通なら、より栄養分のある内臓や肉を先に食べると思いますが……。
頭を運んできて食べているということは、ライバルとの争奪戦によって、得た食料ということなのでしょうか?
これらの疑問が払拭できないと、共食いの実態も、またその是非についても、地球温暖化とからめて軽々に語ることはできないような気がします。
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