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小鳩くるみ会(#0309) [テレビ番組]

CS放送で「月光仮面」を見た。

シロクロの相当古い番組なので、30代以前の人は知らないかもしれない。
子供の頃に、何度か「再放送」を見た記憶はあるが、内容はまったく憶えていないし……。

で、実は月光仮面のことなんか、どうでもよくて、そんなことよりも気になったのが、
主題歌の紹介のところでチラッと出てきた「小鳩くるみ会」。
ファンクラブや後援会ではなく、合唱隊らしき存在だ。

主題歌:「月光仮面は誰でしょう」
歌:近藤よし子、小鳩くるみ会
作詞:川内康範

作詞家の川内康範は、森進一の「おふくろさん」を書いた人で、その騒動でご記憶の方も多いだろうが、まさか子供番組の主題歌まで手がけていたとは。昭和33~34年の活劇なので、大人も子供もなかったのだろうか。
個人的には「♪月光仮面のおじさんは~♪」というくだりが子供の頃から気になっていた。ヒーローが「おじさん」でいいのか?
川内さんは、その他、多くの作品を世に送り出しているので、気になる人は「かわうちこうはん」で調べてみてね。

それはともかく、「小鳩くるみ会」である。
「小鳩くるみ」という人物は、天才少女歌手として、わずか3歳でデビューし、その後、声優や司会者などを経て、現在は大学教授を務めているらしい。小学生でテレビ番組の司会をやったというから、今なら芦名愛菜か?

ワタシが彼女の名を知ったのは「アタックNo.1」(昭和43~45年)というバレーボールを題材にした少女スポコンアニメの主題歌を歌い、主人公「鮎原こずえ」の声アテを担当していたことによる。
しかし、彼女の「それ以前」については、子供のワタシにとってはどうでもいいことだった。

ところが今回、「小鳩くるみ会」の存在を知り、情報を集めてみて驚いた。
月光仮面は昭和33年から放送されていたが、その時点では、昭和23年生まれである小鳩くるみは弱冠10歳。わずか10歳だったにもかかわらず、自分の名前を冠したコーラスグループだか合唱隊を持っていたということに衝撃を受けたわけだ。

いくら天才少女でも……。

当時、テレビ番組の主題歌をコーラスグループが歌うことは多かったし、少年(または少女、あるいは混声)合唱隊も数多く存在した(らしい)。
われわれの世代では、コロムビアゆりかご会や、東京少年少女合唱隊が有名だったが、その多くは「レコード会社」の専属歌手として結成され運営されていた。今でもその流れを汲んでいるだろう。

「小鳩くるみ会」も別名を「キング小鳩会」というらしいので、おそらくキングレコードとの関係があったのだろう。有名な少女歌手の名前を冠することで、知名度と説得力を高めようとしたのかもしれない。

ただし、小鳩くるみ本人は、キングではなくビクターの専属歌手(現在も)だ。その点が解せない。それに、自分の名前の合唱隊があるのに、なぜ月光仮面のメイン歌手が「近藤よし子」だったのかも気になる。

当時、レコード会社各社の間には、力関係というか、会社によっては従属関係があったりして、完全なライバル企業ではない場合もある。そのあたりの事情が話を複雑にしているのかもしれないが、ネットでそれらの情報を調べた限りでは、「小鳩くるみ会」の設立その他の経緯にかかわる情報は出てこなかった。

昭和30年代の歌手や子役、合唱隊などに詳しいサイトはたくさんあったが、残念ながら「小鳩くるみ会」のことは、結局ほとんどわからなかったのだ。残念……。

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