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#0149@映画「シッコ」 [映画]

イギリスかカナダに住みたくなった
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マイケル・ムーアのドキュメント映画「シッコ」を見ました。
この映画はアメリカの医療業界、健康保険業界の制度自体を批判しています。

冒頭、事故やケガで保険会社に保険金を請求した人たちが、保険の支払いを拒否されるというシーンがたくさん出てきます。

「保険屋は、いかにカネを支払わないか」

彼らは、そのために専門家である医師も抱き込みます。保険業の利益は「払わないこと」で生み出されているのが現状ですから、支払額を減らすためなら、何でもやるということですね。
ただ、これは民間の保険業での話です。そういう意味では日本でも同じようなことがありますね。

しかし、アメリカの場合、風邪や内臓疾患のためにも民間の保険に入っておかなければいけないのだそうです。政府主管の健康保険制度が存在しないので、こうした病気を想定して民間の保険に入るというわけです。ただし、民間ですからそれなりに保険料が高く、その結果、約5000万人が無保険だそうです(総人口は約3億人ぐらいです)。

あと、日本とは違うと感じたのが、アメリカでは保険会社と病院が提携していて、仮に患者がその病院と提携している保険会社と契約していなかった場合、急患であっても診察を拒否される、ということです。
これは堪りませんね。旅行先で病気になったときでも、提携病院かどうかを調べてから行かないといけないということですか?

さらには、「救急車を呼ぶ前に保険会社に確認を取る」という決まりがあると聞いて、驚きました。交通事故に遭ったときなど、意識不明の状態で、いったいどうやって保険会社に連絡すればいいのでしょうか?

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#0147@ホテル・ルワンダを見た [映画]

われわれはこれを「非日常」と捉えていいのか?
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「ホテル・ルワンダ」は、2004年に南アメリカ、イギリス、イタリアの共作として制作された映画です。舞台はアフリカ東部の「ルワンダ」。そのルワンダで、1994年に実際に起きた民族紛争の末の大量虐殺事件の際に、自分が務めるホテルに難を逃れてたどり着いた人々をかくまい、世話をするホテルマンの物語です。

ルワンダはベルギーの植民地だった経緯がありますが、そのベルギーから独立したのを契機に、多数派を占める「フツ族」と少数派の「ツチ族」の対立が激化し、大量虐殺を引き起こしてしまいます。

物語の視点としては、国連軍や宗主国であるベルギーの軍隊が現地に派遣されたにもかかわらず、虐殺を止められなかったという事実に注目し、国際社会の無力さを痛烈に批判しています。このあたりは、翌年に放映された「ルワンダの涙」でも同様の主張が描写されています。虐殺シーンは、ルワンダの涙の方が残虐だったかもしれません。

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#0146@鉄道員を見た [映画]

普通の主婦が「扇の要」になって家族をまとめる
今日は、映画「鉄道員」を見ました。高倉健の「鉄道員(ぽっぽや)」ではなく、「元祖」の方です。1956年イタリア制作のシロクロ映画です。

主演は監督兼任のピエトロ・ジェルミという俳優です。イタリア国鉄の50歳になる運転士を演じています。

イタリア映画というと、おそらくこれまでにほんの数本しか見たことがないので、「イタリア映画らしい」というような評価はできません。それに1956年制作ですから、キャストの俳優について評価できるはずもありません。
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ですので、普通に「感想」を述べると……。

まず、その前に映画の設定ですが、主人公のアンドレア(ピエトロ)には、妻と3人の子供がいます。アンドレアはイタリア国鉄に勤務し、第二次大戦を挟んで、30年も勤め続けています。

で、展開としては、この家族それぞれに問題が起きます。そして、それぞれが問題を抱えながらそれぞれで解決していきます。
それを、末っ子の少年・サンドロの視点で描いているところが面白く、実際の内容に比して物語を明るくすることに寄与しています。写真の左側にいるのがサンドロですが、最初の方は、この子のかわいらしさに妙に惹かれてしまいます。で、気付くと物語にのめりこんでいるという感じです。

内容として興味深いのは、「家族の問題を家族で協力して解決していこう」という姿勢が、登場人物の誰にも、まったく見られないことです。日常生活では、誰もが大なり小なり「悩み」を抱えていますが、それを解決するのに、必ずしも家族の力を必要としませんし、協力を要請することも、実際にはそう多くはありません。ところが、映画やドラマになると、そういう個人の問題を家族で協力して解決していこうというベクトルで話が進んでいきがちです。この映画では、「じつは、それはかなり不自然なことなのではないか?」と考えさせてくれます。

劇中では、アンドレアは列車を運転中に「飛び込み」に遭遇し、さらに信号無視をすることで閑職に追いやられ、なおかつ組合のストライキに参加しなかったことで職場に行きづらくなり、ひとり家を出ます。
息子はギャンブルで負けたのか、怪しい連中に脅され、娘は「できちゃった婚」をしたものの、死産で夫婦関係がおかしくなり、離婚の危機を迎えます。
そんな状況の中、末っ子のサンドロが心配しているのは「学校の成績が悪いので、お父さんに通知票を見せられない」ということ。いかにも子供らしい脳天気な悩みです。家族が崩壊しかかっているときでも、子供は常に「現実的」というところでしょうか。

しかし、ひとりだけ大変な人がいます。それはアンドレアの妻で、3人の子供の母親です。彼女は、家族すべての「悩み」を知っています。家族同士は知らないことも、彼女はすべて知っているんです。サンドロの成績についてももちろんです。

妻であり母親である、どこにでもいそうな「主婦」が、家族の「扇の要」として見えない求心力を持っていて、それが最後に家族をまとめる力になる、というのが、この映画の面白さなのかもしれません。家族で積極的に協力し合うつもりはないのに、結果的に少しずつ協力してしまうのは、きっとこのお母さんのおかげなのでしょう。

時代設定はわりとリアル(当時の)なもので、戦後復興期のイタリアを描いている感じはあります。古い建物と団地らしき新しい建築物が同時に映っていたりするのは、おそらくそういう狙いがあるのでしょう。ただ、同時代の日本映画のように、「発展」そのものを露骨に主張してはいないので、その点は好感が持てます。

それと、「ぽっぽや」との共通点というか、似通った設定がいくつかあります(おそらく故意に盛り込んでいると思われます)。それは両方を見比べて発見してほしいところです。ただ、「ぽっぽや」のように「仕事一筋」という設定ではありませんし、幽霊も出てきません(笑)。


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#0145@インディ・ジョーンズ「クリスタルスカルの王国」を見た [映画]

インディシリーズとして「無難」にまとめた感じ
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インディ・ジョーンズ「クリスタルスカルの王国」を見ました。この映画、シリーズの第4作になるんですが、第3作が1989年ですから、じつに19年ぶりの続編ということになります。

制作が始まった頃、「今さらやってもどうなの?」とか「スピルバーグもハリソンも年とっちゃって、ちゃんと映画になるの?」とか「むしろ逆に昔のファンを失う結果にならないか?」と、マイナス要素ばかりが巷では叫ばれていましたね。

たしかに、前3作をすべて見たワタシとしても、そのあたりのジレンマはありましたね。つまり、その「見たいけど裏切られたくない」というような感情ですね。

で、今日になって初めて見たわけですけど、結論からいうと、「インディらしい楽しみ方ができた」というのがワタシの感想ですね。これは、いい意味でも悪い意味でも、ということです。

「いい意味」の部分は、第1作以来、27年ぶりの再登場となるカレン・アレンや、写真でしか登場しないショーンコネリーの存在により、何となく安心して見られる感じがしたこと。それと、インディが帽子を拾うときの仕草や、大学で教鞭を執る姿、自宅での居住まいなどが、いつも見慣れたアングルのカメラワークで表現されている点も懐かしさを感じさせてくれましたね。

「悪い意味」の部分は、今どきの技術を使ってCGを多用しているんですが、あえてその表現方法を抑え気味にしているようで、それが映像の迫力不足を生んでしまっているというところでしょうか。もちろん、過去の作品で見慣れている人にとっては、「そこそこの迫力」が心地よいんですが、パッと見では、CGがスムーズすぎるのか、自然すぎるんですね。いや、きっとそれこそ技術なんでしょうから、本来は評価しなければいけない部分なんでしょうが……。

つまり「インディ・ジョーンズらしすぎる仕上がり」ということになりますかね。

飛行機での移動シーンで地図上を線がなぞっていくような描写とか、神殿が登場し、そこにはいろいろなカラクリが仕込まれている、という設定もインディらしい映像表現ですよね。

そして、ラストシーンでは「今後、もしかするとジュニアでシリーズを続けるのか?」と思わせるシーンも面白かったですね。もちろん、ハリソン・フォード以外の人にインディを演じてもらいたくないというファン心理はありますけどね。

あと、スピルバーグの娘が出演しているというのも、この映画のトピックスですかね。意外な形で登場します。まだ映画自体を見ていない人は、よく注意して見てくださいね。ほんのちょい役ですが、アクションとセリフもちゃんとあります。

というわけで。続編に期待しつつ、復習の意味も含めて最初の3部作を見直してみようという気になってきました。

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#0132@7月4日が何だって? [映画]

アメリカはまだまだ「若い国」か?
今日はアメリカ合衆国の独立記念日だそうです。7月4日ですね。ワタシが見たことがある映画の中では、独立記念日に関連するものというと、トム・クルーズの「7月4日に生まれて」と、宇宙モノSFの「インディペンデンス・デイ」ですかね。

まったく主旨の異なる両映画ですけど、どちらにもいえるのは、アメリカ人は独立記念日を大切にしている(と内外にアピールするのが好き)ということですかね。

ただ、そうやって毎年「独立記念日」をアピールするたびに、「アメリカはたかだか200年ちょっとしか歴史を持たない国」という、ありがたくない評価をもらってしまいがちです。

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#0129@ポール・ニューマンの「レーサー」 [映画]

映画「レーサー」を見ました
ポールニューマン主演の古い映画「レーサー」を見ました。1969年放映とのことで、ちょうど40年前の作品ということになります。映画は昨年、追悼番組として放送されたものの録画です。
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この映画、原題が「WINING」というんですが、今どきなら、この方が断然カッコいいタイトルですし、映画の内容ともイメージが合います。でもたぶん、1969年当時に英語のタイトルをそのまま使うのは、ちょっと難しかったんでしょうね。

1969年といえば、アポロ11号の月面着陸の年です。このアポロのおかげで、カラーテレビの台数が爆発的に増えたといわれています。みんな、カラーでアポロを見たかったんですね。でも、実際には着陸の瞬間の映像はモノクロだったらしいというオチがありますが……。

まあ、それはともかく、そんな時代ですから、アメリカの大スターが出る映画なんていうのは、きっと今では想像できないぐらい話題になったんでしょうね。「テレビがないだけじゃなく、テレビで映画が放送されることもほとんどない時代」でしょうからね。さぞかし、みなさん「ノリノリ」で映画館に足を運んだのでしょう。

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#0124@刑事コロンボ「4時02分の銃声」 [映画]

カーク船長がゲストで登
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今日の刑事コロンボは、「スタートレック」で(一部の年代層の方に)おなじみのカーク船長こと「ウィリアム・シャトナー」がゲストでした。
しかも、驚いたことに声アテもカーク船長と同じ矢島正明でした。

スタートレックは現在NHK・BS2でデジタルリマスター版が再放送(っていうんですかね?)されていますが、さすがにだいぶ「時間差」があるので、見た目の印象が違う感じですね。コロンボ放送時、計算上ではシャトナーは62歳です(ピーター・フォークは68歳ですけど……)。
でも、いつだったか、映画版のスタートレック(「ボイジャー」が登場する話)を見たことがあり、そのときも同じように感じました。
(最初のドラマが1966年スタート、映画版は1979年、今回のコロンボは1993年ですから、それぞれ13~4年も離れていますけど……)。

そういえばここ数週間、BS2の朝帯のスタートレックが、国会中継や将棋の対局に変わってしまって、ほとんど放送されていません。その前は高校野球の中継で……。

さて、ドラマの中身ですが、いやぁ、じつに興味深いものでしたね。1990年代の初めから普及し始めた「携帯電話」が今回の「陰の主人公」です。
また、犯人が考えた「トリック」の方も固定電話の「転送電話機能」を使ったものでした。
最後、犯人のアリバイを崩すのに使った作戦が「圏外」の証明でした。「通報の電話を携帯電話(自動車電話)からかけた」というウソを「ここは圏外だから通じないはずだ」と暴くわけです。
揚げ足を取るなら、固定電話の通話記録を調べれば、転送先の電話番号がわかるはずなので、圏外の証明は不要なわけなんですけどね。

今となっては、これくらいのアイデアは考えつきそうなものですが、当時はアメリカでも携帯電話を持っている人は少なかったと思われ、そういう意味では斬新かつ画期的なアイデアだったのでしょう。そういえば、新シリーズは防犯カメラやFAXなどが「ハイテク機器」としてトリックに使われています。いろいろなモノが急進していた時代ですからね(最近の数回は「新刑事コロンボ」のシリーズを順番通りに放送しています)。

あと、今回は「葉巻」を吸っていたのでちょっと安心しました。といっても、2回ほどしか出てきませんし、ほんの数秒です。たぶん、この頃からアメリカでスモーカーの肩身が狭くなってきたんでしょうね。テレビもそれを意識して喫煙シーンを減らしていると……。日本でも、そういう過剰反応の時期はありましたね。はたしてこの先、コロンボは禁煙するんでしょうか?

それと、映画ネタといえば、ファラ・フォーセットが亡くなりましたね。マイケル・ジャクソンも同じ日だったので、ちょっと影に隠れてしまいましたけど。しかも、皮肉にも明日の晩、「チャーリーズ・エンジェルス」が地上波で放送されます。といっても、新しめの作品なので彼女は出ませんけど……。

こどもの頃、彼女をテレビで見たとき、「アメリカの女優はみんなこんなにハデなのか?」と感じましたね。外人の容姿を評価する基準なんぞ、持ち合わせていない年頃でしたが、とにかく「ハデな顔立ちでデカイ」という印象を受けました。たぶん、登場するときのメイクや衣装からそう感じたのでしょうね。

そうだ、せっかくですから、明日の放送を、彼女が登場する「チャーリーズ・エンジェルス」に差し替えませんか? テレビ朝日のスタッフの方、どうですか?



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#0115@刑事コロンボ「恋に落ちたコロンボ」 [映画]

ピーター・フォークが脚本を書いています
今日もNHK-hiの「刑事コロンボ」視聴記です。
タイトルは「恋に落ちたコロンボ」。
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新シリーズの中の作品で、放送は1993年とのことです。
この作品は、ピーター・フォーク自身が脚本を書いているという点で、ファンの注目度も高いようです。

しかし、一般的にはゲストの女優が「フェイ・ダナウェイ」だということの方が大きな関心事とされています。たしかに、コロンボシリーズのゲストの中では、超大物ですね。
なんでも、この作品でエミー賞の主演女優賞を取ったとか……、さすが。

物語の展開としては、真犯人であるフェイ・ダナウェイに誘惑されて、キスまでしてしまうコロンボというのがトピックスですね。
それと、普段は聞き込み先で飲み物のサービスすら断るコロンボが、今回はネクタイや愛犬用のベッドまで受け取ってしまうところが意外ですかね。

でも、結局、もっとも面白いのはラストシーンですね。
「おっと、そうだったのかぁ、それは読めなかった。てっきり……」
と心の中で膝を叩きました。
あと、ニューアイテムの「ゆで卵」にも興味を惹かれました。それと、いつからコロンボは禁煙したんですか? 葉巻を吸うシーンが一切ありません。コレってファンの間では常識ですか? ワタシ、知りませんでした。

なお、以前のブログでは「新シリーズのコロンボは、なかなか人が死なない」と書きましたが、今回は殺人シーンは早めに訪れました。

しかし、そんなことよりも驚いたのがフェイ・ダナウェイの声アテです。なんと、高畑淳子です。
いや、その配役自体に驚いたわけじゃないんです。ちょうどコロンボを観る前に、「世界一受けたい授業」を観ていたからなんです。これに高畑さんが出ていたんですね。
それで番組が終わる頃に録画していたコロンボを見始めたと。そうしたら、また同じような声がテレビから聞こえてきて……。
最初は「高畑淳子に似ているけど、違う人かな?」なんて思いつつ見ていました。ちょっと声質が松居一代に似ているとも思いましたが、高畑さんの方がちょっと声が低いから……、きっと……。
まあ、終わってすぐに配役はわかったわけですが、そうなると、「世界一受けたい授業」と「刑事コロンボ」は放送時間帯が重なっていますから、ちょうど同時に出ていたってことになりますね(ワタシはビデオで観ましたけど)。今どきの多チャンネル時代には当たり前のことなんでしょうけど。

ところで、コロンボの声アテですが、個人的には石田太郎でも小池朝雄でも、どっちでもいいかな、って思っています。少なくとも、ルパン三世の山田康雄と栗田貫一ほど「論議」を呼ぶものでもないかと。
というのも、いずれ全編を「吹き替えも字幕もナシ」で観てみたいと思っているからです。でもそれっていつ?

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#0111@刑事コロンボ「初夜に消えた花嫁」 [映画]

またまた「新」刑事コロンボです

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ちょっと前に録画しておいたものを観ました。たぶん「死者のギャンブル」の前週に放送されたものではないかと思います(by NHK-hi)。

「新」刑事コロンボシリーズは、旧(第一)シリーズとずいぶん設定が違うんですが、その特徴のひとつが「なかなか殺人が起きない」というものです。

第一シリーズは「とりあえず殺しのシーンから」という感じで始まる作品ばかりでしたが、新シリーズはミステリー的な導入になっている傾向があります。たぶん、これ、当時のトレンドだったのか、逆に当時としては斬新な手法だったんでしょうね。
ワタシ的には日本のミステリードラマを当時からまったく観なかったので、そういうテレビ界の時代背景はわかりませんが……。

ともあれ、新シリーズにはそういう印象がありましたから、この「初夜に消えた~」が始まったときも、「またまたその展開か、じゃあ誰が殺されるのか当ててみよう」というノリでテレビに食い入っていました。

ところが誰も死なないんです。タイトルの通り、花嫁はさらわれちゃうんですが、普通、こういう場合、花嫁が死ぬか、その誘拐事件の陰で別の人物が~~~、あるいは、事件を隠れ蓑にどこかの金持ちやエラい人がスキャンダルをもみ消す~~、とか、そういう「トリック」が仕込まれていると思うじゃないですか? 思わないですか?

ところが事件は単純な「誘拐」で、しかも誰も誰も死なないんですよ。
犯人に特異性はあるものの、ストーリーはそれほど複雑ではないんですね。

ただ、その代わりに「捜査本部(警察署)のシーン」がワタシの腰を抜きました。
それまで「禁じ手」だとワタシが勝手に思いこんでいただけかもしれませんが、コロンボでは「警察の中」は見せないハズじゃないんですか?
これには、ちょー驚きましたね。

刑事コロンボに詳しいサイトでも「異色のストーリー」なんて評価されていたりしましたけど、まったくうなずけますね。

こういう展開もあるなら、新シリーズだけまとめて、通しで観てみようかな、と思うワタシです。

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#0105@刑事コロンボ「死者のギャンブル」 [映画]

新刑事コロンボを観ました。

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NHKのハイビジョンで、毎週土曜日に放送されている「刑事コロンボ」を観ました。一応、コレ、テレビドラマですが、ワタシとしては「映画」カテゴリーに入れさせてもらいます。

ところで、今日の放送分は、NHK的には「24話」ですが、本当は、第2シリーズの「新刑事コロンボ」の第16話になるんですね。で、タイトルは「死者のギャンブル」。

ちなみに、コロンボファンのみなさんの間では「常識」ですが、刑事コロンボは、第1シリーズで45話、第2シリーズは24話があるそうです。

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